八百万姦

大学生の友里恵は久しぶりに従姉妹のいる田舎に遊びに来ます。
そこでは昔遊んだ懐かしい場所でいっぱい!

久しぶりと言うこともあってハメを外して遊びまくってしまいます。
山の中にある滝でボール遊びをしていた友里恵ですが、手元が狂ってボールが茂みに飛び込んでしまいます。
慌ててボールを探しに行くと、そこには見たこともないほど綺麗な女の人がいました。
その女の人は友里恵のボールを持っており、「おかげで社が壊れたわ」と言ってきます。
たしかに、すぐ近くにはしめ縄が張られた木と、壊れた木の社がありました。

もう平謝りするしかない友里恵。
そして、友里恵は知りませんでしたが、この社が八百万姦への入り口だったのです。
さっきまで山の中にいた友里恵ですが、気が付くと周囲は霧に覆われてしまっています。
なぜこんなことになっているのか理解が追い付かない友里恵。
そもそもこんな山の中に女の人がいること自体が謎です。
とりあえず、なぜこんなところにいるのか聞いてみたところ、「ここに村があるから」とだけ答えてくれます。
こんなところに村なんて・・・と言おうと思った友里恵ですが、周囲はいつの間にか村の入り口のような場所に変わっていました。
どうやら友里恵は神隠しにあってしまったようなのです。
多分、友里恵が社を壊してしまったために、八百万姦の世界に入ってしまったのでしょう。
そして、その女の人はふっと笑うと、そのまま霧の向こうに消えてしまいます。
友里恵にとって、その女の人は現状を知る唯一の手掛かり。
すぐに探そうとしますが、友里恵の前に現われたのは一つ目の鬼でした。
鬼は「生身か?」と言うと、友里恵が神隠しにあった事を教えてくれます。
そして、ここには帰る手段はないといい、別の場所に連れて行ってやると言ってくれます。
友里恵はてっきり元の場所に戻してくれると勘違いして、鬼の船に乗ってしまいます。
そして、友里恵は後戻りできない八百万姦の世界に入って行ってしまうのです。